「最新ケータイ活用術」KDDI・au A5504T 04.04.05
最近、「Bluetooth(ブルートゥース)」という言葉をしばしば耳にする。ケーブルを使わずに情報機器を接続し、音声やデータをやりとりすることができる技術のことを言う。
この技術を使うと、たとえば携帯電話の本体をバックの中に仕舞っていても、ヘッドセット(頭部に装着して使用する携帯用機器)などを使うと、相手と通話することができる便利なものなのだ。
身近なところでは車を運転しながらでも、ハンドルから手を離すことなく携帯電話を利用することができるし、携帯のスケジュール帳や電話帳を、ケーブルを使わずにパソコンと同期させることも可能だ。近い将来は、携帯電話で支払いを済ませるにもこの技術が使われる。
夢のような、いや決して夢ではなくなりつつあるのだが、KDDI・auから4月中旬に発売される「A5504T」(東芝製)は、そんな技術を搭載した次世代携帯電話だ。
携帯カメラで撮影した写真のプリントも簡単になる。A5504Tには100万画素のメガピクセルカメラが内蔵されているが、これで撮影した写真のデータは、ケーブルをつながなくてもBluetooth対応のプリンターへ送信でき、写真プリントすることができるからだ。
このほかにもBluetooth技術を生かしたA5504Tならではの使い方で重宝しそうなのが、車を運転中のハンズフリー通話だろう。
トヨタ自動車の情報受発信サービス「G?BOOK」対応カーナビと接続し、エンジンをかけると勝手にカーナビに携帯がつながるという。またカーナビ側の機能によってハンズフリーで電話を受けたり話したりすることもでき、運転中の携帯利用で警察から罰則を受ける心配もなくなりそうだ。
[データ]
Bluetoothは、東芝や携帯電話世界最大手のノキア(フィンランド)などが提唱している携帯情報機器向けの無線通信技術。機器間の距離が10m以内ならば障害物があっても利用できる。撮った写真をケーブルを使ったテレビ出力やビデオカメラで撮影した映像の閲覧もできる。
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