レピーター
増え続けているウイルコム(旧社名DDIポケット)のPHSサービス。今年4月末の累計加入者数は305万8900で、前月からの純増数は6万を超える。いずれも携帯電話最大手のNTTドコモグループを上回る数である。中でも人気端末は「京ぽん」の愛称で親しまれている京セラ製「AH-K3001V」だ。2004年5月14日の発売で、パソコンのサイトが閲覧でき、しかも定額で利用できる点が評価され、根強い支持を得ている。
こうしたウィルコム人気を支えるのは、携帯をも凌ぐ緻密なネットワークである。それでも所によっては、電波が弱くて通信できないエリアも存在するのも確かだ。それを解消してくれるものとして加入者が愛用しているものに、「ウィルコムでレピーター」という家庭用電波増幅器がある。
たとえば、屋内でも窓際では電波が強いが、離れると電波が弱くなって通信できなくなる現象が生じることがある。それを解消してくれるのがレピーターだ。有効範囲は半径100mほどという。
家の近くにあったアンテナが、何かの事情で突然に撤去されたりすると、電波状態が悪くなって、通話もまったくできないといったことになってしまう。そうした場合にレピーターを導入すると、安定して通話やデータ通信が出来るようになる。
催事の際に借りているという企業もある。電波状態の悪い催事会場だと「社内連絡など大事な連絡が、途中で切れてしまうと困る」からだ。そういう時にレピーターがあると助かるはずだ。電波環境の良いところにレピータを置くと、概ね一般的な建物の同一フロアーはだいたいエリアになる。2台同時に通話をしたい時は2台設置するとよいだろう。
[メモ]
全国のウイルコムプラザで保証金1万円を払うと無料で借りられる。レピーターを返すと1万円は戻ってくる。レピータ1台で1つのPHSしか通話出来ない。形状はH形で、外向けのアンテナと室内向けのアンテナに分かれている。
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