2006/01/09

大阪発おもろい携帯コンテンツ

 大阪はおもろい街やでー。携帯電話の世界にも、そんな大阪ならではの楽しさを盛り込んだおもしろコンテンツがたくさんある。

 関西を基盤にモバイルコンテンツの開発を行う企業で作っている「MCTP(モバイル・コンテンツ・テクニカル・パートナーシップ)」(中村理翔代表)が、3年前から行っているモバイルコンテンツのアイディアを募る「Kansai モバイルコンテンツコンテスト2005」が実施され、
優秀作の表彰式がこのほど行われた。その中にもコテコテの大阪を表現したコンテンツがいくつか見られる。

 審査員の全員がグランプリに推した作品が澤口好夫さんが作った「おおさか発太閤さんのナマりの”へ?隊”」。

 日本各地の「なまり」や「方言」の情報を、携帯電話を持っている日本中の参加者から投稿してもらい、携帯サイトに公開して遊ぶというもの。情報提供者のランキングサイトも作って参加意欲を高める仕組みになっている。

 NHKでFMラジオの番組プロデューサーをする澤口さんは、北海道出身で4年前から今年6月まで大阪で勤務していた。

 「大阪時代に味わった関西弁の楽しさ、親しみやすさ、さらには各地の方言の良さを全国に伝えられたらと思って1週間ほどで作り上げた」
 出張が多い澤口さん、携帯は必需品だがコンテンツのアイディアを考えたというのは初めてとか。

 大阪府知事賞の「身近なAIKATA(みじかなあいかた)」の作者、山口昭典さんは長崎出身でコンピューター専門学校の学生。大阪での一人暮らしの寂しさをまぎらわそうと考え出した。自分の状態に合わせて、漫才のボケやツッコミのように携帯電話がしゃっべってくれて、身近に騒がしい相方がいるような雰囲気にさせてくれるという。

[メモ]
今回で3回目のモバイルコンテンツコンテストには683作品の応募があった。グランプリ作「??ナマりの”へ?隊”」は、「バカバカしいけど楽しい。ためになる。情報収集コンテンツでありながらコミュニケーションツールにもなる」といった点が評価された。