2006/01/08

薄くなったワイドディスプレイのFOMA「D902i」


 NTTドコモのFOMA「D902i」(三菱電機製)は、2.8インチというワイドQVGA液晶搭載を搭載している。11月11日に発売されたばかりだが、販売店によっては予約しなければ手に入らないほどの人気だそうだ。

 新端末を見るたびに欲しくなる筆者も、今回もまた惚れ込んでいる。
 いいところはたくさんあるけれど、まずは厚さ19.5mmという薄型フォルムだ。厚さ24mmだった前シリーズのD901isと比べると、かなりのスリム化が実現している。これによっておシャレ度がぐんとアップした。

 また本体横にあるボタンをプッシュすると、液晶部分がスライドしてテンキーが現れる。D901iから採用している方式だが、これもかなりスマートに感じさせてくれる。

 ところで2.8インチのディスプレイは、現行の携帯電話の中では最大クラスだ。FOMA「M1000」(モトローラ製)は2.9インチと大きいが、これはPDA(携帯情報端末)の機能を持たせたビジネスFOMAというもので、902シリーズなど一般に使われる携帯とは区別していいだろう。

 大きなディスプレイは何かと便利な点が多い。メールが表示される行数が増え、書いたり読むのにも都合がいい。また写真や動画を再生するのにも適している。もちろん写真撮影時のファインダーとしても使いやすいことは言うまでもない。

 来年から始まる携帯電話向けの地上デジタル放送サービスを受信するにも、やはり大画面じゃなくては話にならない。「D902i」の次の次のバージョン、D903シリーズになると地上デジタルチューナーやGPS機能も搭載されるという。今から楽しみである。

 今まで901シリーズまでは、同シリーズ中の三菱電機のシェアも12%程度だったが、D902iでは25%程度まで高めたい、と担当者も強気だ。

[メモ]
 今ほしい端末のひとつには違いない。しかしマイクロソフトのオフィス連携が出来ていないなどスマートフォン機能がまだ弱い。これが解消されれば文句なしだ。