2005/08/02

携帯電話でホームセキュリティ

 携帯電話の画面に映っている”不審者”が映っている。
 好からぬ者が近づかないように携帯電話で監視しているところだ。しかも侵入しようとする不審者には、携帯から遠隔操作で音声威嚇もできるというから、泥棒にとっては怖い代物と言えるだろう。

 三菱電機が2004年12月24日から発売するホームセキュリティシステム「アイテリア」が、それだ。
 物騒な世の中、留守にしている自宅が誰に狙われるか分からない。だから今、セキュリティシステムはよく売れる。玄関など住宅や敷地内に設置したセキュリティカメラに来訪者が捉えられると、在宅時にはテレビにカメラ画像が映し出される。外出時には携帯電話のディスプレイで確認できるというのだ。

 携帯電話へは電子メールで来訪者(不審者)があることを知らせてくれる。メールにはURLが添付してあるので、そこへアクセスすると三菱電機のサーバーに蓄積されている画像がディスプレイに表示されるという仕組みになっている。

 もちろんどこに設置したカメラの画像かは分かる。不審者が自宅へ侵入しようとしている場合には、携帯電話による遠隔操作で赤色LED灯を点滅させたり、「侵入者がいます。警戒してください」などといった威嚇音声を発することもできる。

 それでも退散しない場合には警察へ通報することになるが、ここまでやれば通常の泥棒は逃げ出してしまうはずだろう。

[データ]
 携帯電話で監視するには三菱映像監視サーバーへの加入契約が必要になる。月額使用料は1,500円。携帯電話で監視できるカメラは4台まで。