◆今年11月から、携帯電話の事業者を換えても今までの電話番号をそのの使える
「ナンバーポータビリティ」が始まりますが、すでに実質的なナンバーポータビリティは始まっているんです。
ご存知の通り、ツーカーからauへの契約変更をすれば、今までのツーカーの電話番号とメールアドレスはそのまま使えます。これはれっきとしたナンバーポータビリティです。2005年10月11日からスタートしているサービスですが、メールアドレスの引継ぎは今年2月20日から実施されています。
11月からのナンバーポータビリティでは、メールアドレスの引継ぎは出来ないようですが、いずれは可能になるでしょうね。
◆さて、ツーカーからauへの契約変更ですが、ナンバーポータビリティ以外にもいくつかの利点はあるようです。
たとえば1)ツーカーの利用期間を引き継げる 2)ツーカーで貯まったポイントを引き継げる 3)定期契約解約時に発生する解除料がいらない 4)メモリーのコピーができる?などがあるそうです。
しかも利用期間を引き継げるから、auの「年割」「家族割」「MY割」などのプランを併用すると基本使用料を安くできます。
利用期間が11年以上になると「年割」+「家族割」あるいは「MY割」のプラン利用の場合、基本使用料は月額3780円が1890円になり、無料通話分として1050円が付きます。これにダブル定額ライトを付けると月額6810円です。
◆11月からのナンバーポータビリティでも、各事業者は乗り換えユーザーに対してauのような特典を設けていくことでしょう。ですからそれを機会に事業者を変えようと考えている人も少なくないでしょう。では、その数はどの程度なのでしょうか?。
米NPD Groupが、日本における携帯電話の利用状況について調査しています。その結果が2006年2月4日に発表されています。それによると、半数を超える回答者が事業者の乗り換えを希望しているそうです。
なぜなら日本の携帯電話ユーザーは、インターネット・ブラウジング、電子メール、着信音や画像のダウンロード、PDA機能、ゲーム、写真付きメッセージ、デジタル音楽やTVの視聴といった、より高度な機能に興味を示しています。
その機能を提供し、同時に端末デザイン、操作性などの点で最も自分にあった端末が選ばれ、それを供給する事業者が選ばれるということになりるからです。