ユビキタスTVとなるワンセグ
◆今年の携帯電話の需要を大きく左右するものと言えば「1seg(ワンセグ)」と「ナンバーポータビリティ」でしょう。
とりわけ4月1日からサービスが開始される「ワンセグ」は、各事業者から対応携帯電話が発売されるなど、市場での関心は高まりつつあるようです。
放送される内容は、基本的に家庭用テレビ向けに放送されるものと同じ内容だと言われています。そんな中で、わざわざ携帯電話で観るべきものはあるのでしょうか。
◆でも、人それぞれ、好みが違うように観たい番組も違うわけでありましょう。しかもバッテリーの性能上、携帯電話では長時間は観られないこともありますが、それでもちょっと覗いてみたいといったこともあるでしょう。
アナログTVチューナー搭載の携帯電話はさほど話題にはなりませんでしたが、ワンセグは別かもしれませんね。アナログとは雲泥の差である高画質で観ることができるからです。しかも安定して電波をキャッチできるからいい。
◆しかし場所によっては受信できない所もある。きょうオープンしたヤマダ電機LABI1なんばでは、1階の携帯電話売り場では、受信がかなり難しかったのです。これじゃ、肝心の映像をアピールできずに、応援販売しているヘルパーさんたちを困らせていました。
と言うもののワンセグはユビキタステレビとなることは間違いない。でも家庭用テレビで視聴料を取りづらくなっているNHKは、このワンセグから何とかして視聴料を取りたいところでしょう。店頭での携帯端末購入時に視聴料の契約を合わせて結ぶ、といった仕組みを作りたいのでしょう。
幸いにも、4月の時点ではそうした動きはありませんが、いつの日にか言い出しかねませんね。古いビジネスモデルに固執している放送局ですから。
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