拡大するデータ収入 アジアの携帯事業者

　電波新聞が、アジアの携帯電話事業者の間でデータ収入が拡大していると報じています。

　それによると、全売り上げに対してデータ収入の割合は、フィリピンのスマート・コミュニケーションズとグローブテレコムが最も高いそうです。

　2006年３月で、スマートの売り上げは52％、グローブは42％がデータ収入だったといいます。定額で無制限にテキストメッセージが送れるサービスがSNSの利用を促進し、スマートの今年第１四半期の無制限サービスの売り上げは前年同期比13倍になっているといいます。



　アジアの中で最も早くからデータサービスが利用されているという韓国では、05年、SKテレコムの３GユーザーのARPU(加入者当たりの平均売り上げ)は前年比31％増の１万766ウォン（約1300円）になっています。

　携帯向け音楽コンテンツとインターネット・ポータルサービスが好調だといい、05年、オンライン・ミュージック・サービス「メロン」の加入者は500万人で売り上げは160億ウォンになっています。

　またインターネットのマルチメディア・サービスの加入者は28万6000人で、売り上げは130ウォンだといいます。

　韓国第２位のKTFの05年のデータ収入は6083億ウォンで、これの大半がビデオオンデマンドサービスだといいます。昨年末のこれの加入者は前年比82％増の1500万人だったといいます。

世界最小のＳＤカード発売へ 東芝

　東芝が、携帯電話向けSDメモリーカードの新製品、超小型メモリーカード「マイクロ（micro）SD」メモリーカードと、4GBの大容量メモリーカード「SDHCメモリカード」を国内外で７月から順次発売します。

超小型メモリーカード「マイクロ（micro）SD」

　マイクロ（micro）SDは、ミニSDメモリーカードの約４分の１の体積。アダプターを使うことでSDカードスロット搭載機器で利用可能。容量は256/512メガバイトと１ギガバイト。

ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2006_06/pr_j2801.htm

携帯カメラの写真を検索する「スティッキーズ!」実証実験 オリンパス

　オリンパスが、カメラ付き携帯電話で撮影した画像から検索するシステム「 スティッキーズ! 」を開発、サービスの実証実験を７月初旬から10月初旬まで実施します。07年１月の実用化を計画。



　カメラ付き携帯電話で撮った画像を、すでにキーワードと共に登録されたデータベースの画像と照合。登録画像と類似していると判断されると、その画像と共に登録されたキーワードが表示され、そのまま Yahoo! モバイル や Google といった検索エンジンで検索できます。

　新たに画像を登録すれば、ユーザー側からもシステム内のデータベース構築に参加できる。携帯電話で撮影した画像を任意のキーワードと併せて登録可能。

世界の携帯加入者、今年末には27億人にも IT&M

　英国の調査会社、インフォーマ・テレコム・アンド・メディアによると、世界の携帯電話加入者数は2006年末には21億人に達し、10年までには年平均8.2％で推移するとしています。

　06年の加入見込みのうち10億人近くはアジア太平洋地域の加入者と見られています。同地域では新規加入者が45％を占めます。
　５億3640万人の加入者を抱える中国は、06年にはアジアの携帯電話市場をリードし、アジア全体の56％を占めると見られています。

　中国に次ぐのはインドの１億1640万人で全体の13％。日本は10％を占め9910万人、インドネシアは６％の6160万人、韓国は４％の4110万人と予想しています。

　また06年の世界の携帯電話需要は９億4270万人で、アジア太平洋地域は37％を占めます。

猿による農作物被害防止 携帯にメール ＮＴＴ西日本

　NTT西日本が、ICタグを活用し、野生の猿による農作物被害を防止するシステムを28日から提供します。



　20-30匹で群れをつくる猿のうち１匹を捕獲し、ICタグを搭載した首輪を取り付けて放します。指定した地域に進入したらパソコンや携帯電話にメールで知らせます。システムは１式210万円。

パソコンなしで携帯写真をプリント キヤノン

　キヤノンが、パソコンに接続しなくても、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などからプリントできる昇華型のコンパクトフォトプリンター「SELPHY CP730」を、６月29日から発売します。価格はオープン

　カラー液晶モニターを従来の1.5型から2.0型に大型化し、画像選択時や各種設定時の操作画面を見やすくしました。付属の充電式バッテリーパックを装着すると、屋外でもプリントできます。

　カメラとプリンターを直接つなぐカメラダイレクト、メモリーカードをプリンターに挿入するカードダイレクト、カメラ付き携帯電話との赤外線通信によるワイヤレスプリント「プリントビーム」に対応。

携帯の番号継続制、「会社変える」3割 三菱総研など調べ

　NTTレゾナントと三菱総合研究所が、ナンバーポータビリティー制度に関する調査結果を発表。調査対象は携帯電話利用者で、７割以上が同制度を認知し、約３割が変更意向を持っていたといいます。

　同制度の長所として１位に挙げられているのは「通話料金が割安な会社に変更できる」が63.7％。次いで「魅力的なサービスや機能のある会社に変更できる」の51.4％。
　短所は「変更時に手数料がかかる」が64.1％、「メールアドレスが変わる」が57％。

　適正と思う手数料は「1000?1499円」が16％で最多。変更意向者が希望する変更先はKDDIが58％で1位、2位はNTTドコモで22.1％。

　調査は2005年11月下旬から12月初旬に携帯利用者10万247人からネットアンケートで回答を得たといいます。

欧州全域で３Gスマートフォンなど販売へ 宏達国際電子

　台湾の携帯電話メーカー、宏達国際電子（HTC=ハイテックコンピュータ）が、欧州で自社ブランドのウインドウズモバイル端末の販売を拡大します。



　ウインドウズモバイル端末では世界最大手。７月末から欧州全域で同OS搭載のポケットPC「TyTN」と３Gスマートフォン「MTeoR」を、HTCブランドで販売します。

　販売は、従来の「Qtek」ブランド商品を販売する代理店や企業向けで、同ブランドも順次、HTCブランドに切り替えていくそうです。

W-ZERO３版ＨＰ自動的巡回・録画ソフト発売 アイコン

　アイコン（東京都小平市）が、ホームページ自動巡回ソフト「Auto Web Recorder」をW-ZERO３（シャープ製）に対応させ、「Auto Web Recorder for W-ZERO３」として、W-ZERO3の新モデルの出荷日である６月22日から発売します。



　指定したホームページの内容をW-ZERO３に録画（ダウンロード）して、その内容をオフラインで閲覧できるホームページ自動巡回ソフト。
　通勤・通学前にニュースサイトをW-ZERO3に録画しておき、電車の中で閲覧することもできます。

　　NHK,NNN24,BizTech等のニュース、天気予報、日テレPDA、映画前評判、紀伊国屋BookWeb,、PDA BIGLOBE、mobile@nifty、Mobile WindowsCE FANなどのホームページがプリセットされています。

4.3型液晶評価・開発用リファレンス・デザイン・キット開発 エー・ディ・エム

　エー・ディ・エム（大阪市中央区）が、4.3型液晶評価・開発用リファレンス・デザイン・キットを開発しました。



　シャープ製4.3インチ液晶モジュールを搭載したLCDボードと、アナログ・デバイセズ社製Blackfin Rプロセッサを搭載したDSPボードの二枚基板構成で、液晶への動画・静止画の表示再生を実現するボードとソフトウェア・デザイン・キット。

　ハード・ディスク・ユニットは搭載せず、画像のソースファイルは、CFカード、またはEthernet、USB経由でパソコンなどから取得・入力されます。

「フランダースの犬」などフルカラー携帯コミックで販売 NTTソルマーレ

　NTTソルマーレがジェイ・アニメ・ドットコムと共同で、携帯コミックサイト「コミックｉ」（iモード）と「コミックシーモア」（Vodafonelive!）で、「フランダースの犬」などテレビで放映された世界名作劇場シリーズアニメを、フルカラーの携帯コミックとして６月22日から販売します。






　販売するのは、「フランダースの犬」「あらいぐまラスカル」「ロミオの青い空」「未来少年コナン」の４作品。

[ニュースリリース]
http://www.nttsolmare.com/press/2006/0621.html

人気キャラクターを「ガンホーゲームズ」のアバターに ジー・モード

　ジー･モード（東京都渋谷区、Ｇモード）は、今夏、ガンホー・モード（東京都千代田区）がサービスを始める総合コミュニテインメント・ポータルサイト「ガンホーゲームズ」のアバターアイテムとして、Ｇモードが持つオリジナルキャラクターを提供することになりました。

Ｇモードのオリジナルキャラクター

　Ｇモードが持つコンテンツの中から、人気オリジナルキャラクターの「ゆるゆるフレンズ」と「にゃんころ」を、ガンホーゲームズの掲示板やアバタールームなどで楽しめるアバターサービスとして提供。
　ユーザーは自分の分身であるアバターを好みに応じて装飾し、自分だけのアバターを作り上げることができるそうです。

車載地デジチューナー購入希望は約３割

　地上デジタル放送の大きな市場として注目されているのが、主にカーショップルートで販売されている車載用地デジチューナーだ。
　オートバックスセブンが、５月10日?５月12日に自社のWebサイト「autobacs.com」で行ったアンケート調査（有効回答数５００人）によると、約30％が地上デジタル放送チューナーの購入を検討しており、その理由は約80％が「きれいな画像を見たい」からと答えている。



　車の中で地上デジタル放送を受信できる事を知っているか?の問いには、90％以上が「知っている」と答えており、それを車内で見るためのチューナーの購入を検討しているのは28・８％で、購入しようと思わないは48.8％、わからないは22・４％だった。

　購入しようと思う理由は、「きれいな画像を見たい」が約80％で、あと「いち早く最新の技術に触れたい」「きれいな画像でテレビを見たい」「カーナビを買い換える時期なので、ついでに購入したい」などが続いていた。
　また、購入しようと思わないという人の理由は、「チューナーが高価だから」が57・８％で、以下、「従来のアナログ放送が終わるまで今のままで十分」が17・５％、「車の中にテレビは必要ない」が15・２％だった。

　チューナーの購入時期は、「分からない」が56・５％で、半数以上が購入時期を決めかねているようだ。最も多かった時期は、アナログ放送を見ることが出来なくなる５年後の２０１１年が20・１％だった。

　地上デジタル放送を見るとしたら、どんな車内環境で見たいかという問いには、「現在装着されているカーナビゲーションシステムに地上波デジタル放送チューナーを接続する」が51・２％で最も多く、次いで「カーナビゲーションを買い替え、そこに地デジチューナーを接続する」が31・８％だった。
　８割以上が、カーナビゲーションシステムに地上波デジタル放送チューナーを接続して放送を楽しもうと考えているようだ。

　ただ、現状使用している機器の買い替えで見る場合、カーナビゲーションシステムかカーテレビを買い換え、それにチューナーを接続しようと考えている人は４割弱で、半数以上が現在使用している機器にチューナーを取り付けて地上デジタル放送を楽しもうと考えているようだ。

　地上デジタル放送チューナーの購入場所は、「カー用品店」が最も多い88・２％、次が「カーディーラー」で６・６％、「家電専門店」で２・０％だった。
　地デジチューナーは車両を購入時の同時購入ではなく、カー用品店などで購入を考えているケースが大多数のようだ。その理由を「実物を見て商品を決めたい」という意識が強いものと予想している。

EZwebでオリジナルイラストを着Flashに アイカラー

　アイカラー（松山市）が、人気イラストレーターのオリジナルイラストを着Flashとして利用できるEZweb向けサービス「着Flash　100％☆着フラ」（ヒャクパーチャクフラ）を始めました。利用料は月額315円（税込）。

　登録ユーザーは、人気イラストレーターのFlash画像と着メロを合わせた”着Flashデータ”を携帯端末にダウンロードできます。今後はFlashゲームなども追加するそうです。

[着Flash　100％☆着フラ]
EZweb
トップメニュー→カテゴリから探す→着Flash（アニメ）→総合→「100％☆着フラ」

FOMAで監視、遠隔監視システムなどを公開 三菱電機

　三菱電機関西支社が、同支社２階で行った「三菱電機グループセキュリティ＆映像機器展示会 2006 in 関西」で、FOMA携帯電話で遠く離れた場所の動画像を見ることができる遠隔監視システム「ポータブルアイＣ」（20万7900円）などを公開しました。






　ポータブルアイＣ（POT-614CII）は、遠隔地に設置したカメラの映像をインターネットやFOMA回線を使って、リアルタイムに動画映像と音声で監視するというもの。

　カメラ４台まで接続でき、携帯の操作で映像の切り替え表示のほか、ズームアップなどカメラ操作も可能。カメラは三菱、キャノン、ソニー製の制御ができます。

　商店や駐車場の監視のほか、災害時の遠隔地監視にも適しており、キャリングバッグ仕様の試作品も公開されていました。



　また、携帯電話のQRコードリーダーを使って本人確認する「COCO-DATES入退場管理システム」（65万円）も出品されていました。
　GPSを利用して入管証などIDカードの発行場所を特定できる機能も盛り込まれていました。

出足好調、FOMA D902is イベントにも人だかり 三菱電機

　三菱電機が、NTTドコモの第３世代携帯電話・FOMAの新端末「D902is」が、６月９日から発売されたのにあわせて、大阪・梅田の地下街で体験イベントを行いました。





　今度のＤはぐるぐる使う?と、今回初めて採用した回して使うスピードセレクターの使い勝手の良さをアピールしていました。

　また、2.8インチのワイドQVGA液晶画面は大量の文字情報や映像を表示するのに最適。
　本体カラーも４色が揃い、それとコーディネイトできる待ち受け画面も用意されており、お洒落に持ち歩けるようです。



　体験していた人たちは、フルブラウザが表示される大きい画面やミュージックプレーヤーの音質の良さに感心していたようです。