2006/03/30

PDAと無線LANで「モバイル緊急通報システム」を開発 沖電気

 写真:PDA版Com@WILL画面

 沖電気工業が、無線LANでMicrosoft Windows Mobile搭載PDA端末からVoIP通信ができる「モバイル緊急通報システム」を開発し、4月1日から販売を始めます。価格は50ユーザモデルで2000万円から。

 「Com@WILL ソフトフォン」を載せたPDAをクライアントとしてIPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE Server SS9100」と連携することで、VoIP(音声)、映像、データ通信を無線LANネットワークを介したトリプルプレーを実現します。

 音声通話機能としてPDA端末間の1対1通話や会議通話、緊急通報や一斉指令の機能も持ち、管理センタとPDA端末間のほか、PDA端末相互でも通話ができます。

 通信相手の状態がわかるプレゼンス機能を搭載するほか、拡張機能として監視カメラ映像の取得や遠隔からの電気機器に対する電源の ON/OFFを行うリモートコントロール機能も搭載しています。

2006/03/28

携帯ブログサイト、企業に無料貸し出し  富士フイルムイメージテック

 富士写真フイルムグループの画像情報サービス会社、富士フイルムイメージテック(東京都品川区)が、携帯電話のブログサイトを企業に無料貸し出しするサービスを始めます。

 企業は同サイトを使って独自のブログサイトを作成できます。富士フイルムイメージテックは企業と共同で、企業向けサイトの利用者を対象に、個人向けブログサイトを自由に使える会員を募集し、同社が個人向けブログサイトの広告収入を得る仕組みです。

2006/03/26

W-ZERO3用スリムケース ユニバーサルシステムズ・PDA工房


 ユニバーサルシステムズ・PDA工房が、ウスルコムのW-ZERO3用スリムケースを発売しています。表面は牛革製で、価格は3654円。

 ケースを装着したままキーボードの操作ができるほか、充電やActiveSyncも可能です。ケース背面にはカメラ用のウィンドウもあって、写真や動画の撮影も可能。

 前面カバー部分にはカードポケットが1ヵ所と、miniSDカードを収納できるポケットが2ヵ所付いています。

中国の携帯向けに配信するプラットフォーム提供 NTT Com

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)が、日本国内のサーバーから中国国内の携帯電話向けに情報配信できるプラットフォーム「法人向けメール通SMS」の提供を始めました。

 企業のサーバーやパソコン端末から中国国内の携帯電話に向けて、SMS(ショートメッセージサービス)形式で漢字、英数字のテキスト情報を直接配信するサービス。

 ユーザーグループに対する一括配信や、個々の携帯電話からのリクエストに基づいた情報配信を行なうことができます。

2006/03/20

南海電鉄のフリーペーパー情報を携帯に モバイルインパルス

モバイルインパルスが、印刷物の関連情報を携帯電話に配信するASPサービスを、南海電気鉄道が発行する女性向けフリーペーパー「P+natts」で始めています。

 「P+natts」創刊準備2号から始めており、同誌に掲載された写真やイラストを携帯電話のカメラで撮影し、指定のメールアドレスに送信しますと、関連情報を入手できます。

 携帯のカメラで指定の画像を撮影。撮影した画像をメールに添付し、
「pnatts@m4jp.com」に送信します。折り返しメールが返信され、表示されたURLをクリックするとサイトが表示されるという仕組みです。

2006/03/18

一足さきにナンバーポータビリティ

◆今年11月から、携帯電話の事業者を換えても今までの電話番号をそのの使える「ナンバーポータビリティ」が始まりますが、すでに実質的なナンバーポータビリティは始まっているんです。

 ご存知の通り、ツーカーからauへの契約変更をすれば、今までのツーカーの電話番号とメールアドレスはそのまま使えます。これはれっきとしたナンバーポータビリティです。2005年10月11日からスタートしているサービスですが、メールアドレスの引継ぎは今年2月20日から実施されています。

 11月からのナンバーポータビリティでは、メールアドレスの引継ぎは出来ないようですが、いずれは可能になるでしょうね。

◆さて、ツーカーからauへの契約変更ですが、ナンバーポータビリティ以外にもいくつかの利点はあるようです。
 たとえば1)ツーカーの利用期間を引き継げる 2)ツーカーで貯まったポイントを引き継げる 3)定期契約解約時に発生する解除料がいらない 4)メモリーのコピーができる?などがあるそうです。

 しかも利用期間を引き継げるから、auの「年割」「家族割」「MY割」などのプランを併用すると基本使用料を安くできます。
 利用期間が11年以上になると「年割」+「家族割」あるいは「MY割」のプラン利用の場合、基本使用料は月額3780円が1890円になり、無料通話分として1050円が付きます。これにダブル定額ライトを付けると月額6810円です。

◆11月からのナンバーポータビリティでも、各事業者は乗り換えユーザーに対してauのような特典を設けていくことでしょう。ですからそれを機会に事業者を変えようと考えている人も少なくないでしょう。では、その数はどの程度なのでしょうか?。

 米NPD Groupが、日本における携帯電話の利用状況について調査しています。その結果が2006年2月4日に発表されています。それによると、半数を超える回答者が事業者の乗り換えを希望しているそうです。

 なぜなら日本の携帯電話ユーザーは、インターネット・ブラウジング、電子メール、着信音や画像のダウンロード、PDA機能、ゲーム、写真付きメッセージ、デジタル音楽やTVの視聴といった、より高度な機能に興味を示しています。

 その機能を提供し、同時に端末デザイン、操作性などの点で最も自分にあった端末が選ばれ、それを供給する事業者が選ばれるということになりるからです。

プリペイドサービスの電話番号有効期間延長 KDDI・ツーカー



 KDDI・ツーカーが、3月15日から、プリペイドサービス「プリケー」の電話番号有効期間を現行の90日間から180日間延長して270日にしています。

2006/03/17

宝塚歌劇、ビデオ・オン・デマンド配信 NTTソルマーレ

NTTソルマーレとオン・デマンド・ティービーが、3月下旬から阪急電鉄のグループ企業である宝塚クリエイティブアーツが制作する、宝塚歌劇の舞台映像コンテンツをビデオ・オン・デマンド(VOD)形式で販売します。

 NTTソルマーレはパソコン向け映像配信プラットフォーム「FunBee(ファンビー)」で、オン・デマンド・ティービーはテレビ向け映像配信サービス「オンデマンドTV」で、それぞれNTT東日本とNTT西日本のブロードバンドサービス「フレッツ」利用者向けに販売するものです。

 NTTソルマーレはまた、宝塚歌劇の公演主題歌や劇中歌なども「goo Music Store onフレッツ」で販売します。

 当初、配信予定の作品は、2002年宙組公演の『鳳凰伝』のほか、公演に向けてスター達が熱く語るトーク番組で、役づくりへの抱負や意気込み、公演の見所などを収録した「NOW ON STAGE 『鳳凰伝』'02年」。
 この後も順次、配信番組を増やしていくそうです。

 このほか最新公演の主題歌などを配信する「NOW HOT!」コーナーや、月ごとにテーマを設けて、新旧の名曲を紹介する「今月の特集」コーナーも用意。サービス開始時は約210曲をラインアップするそうです。

http://www.nttsolmare.com/press/2006/0316.html

2006/03/16

公衆無線LAN自販機「フリーモバイル」ーに情報配信  タケショウ

 タケショウ(愛知県半田市)が、液晶モニターを搭載した公衆無線LAN自動販売機「フリーモバイル」を利用した情報コンテンツの配信(QKstation:キューケイステーション)サービスを3月20日から始めます。

 液晶モニター付自動販売機に、タケショウの管理サーバーから、動画や静止画、フラッシュ、文字テロップ、音声データなど様々なコンテンツをブロードバンド回線を利用して配信するものです。

 愛知県をはじめ岐阜、三重、静岡の各県で約7000台の自動販売機を設置しています。これを、順次、インターネット回線に接続された公衆無線LAN自動販売機「フリーモバイル」化していくものです。

 2006年中には100カ所にフリーモバイルを設置し、順次、サービスを拡大していく計画です。

2006/03/14

携帯などに映像メールを送るカメラサーバ アイピー・スクエア


 アイピー・スクエア(福岡市博多区)が、業務向けカメラサーバ「NWCS-Enc」とビデオデコーダ「NWCS-Dec」を発売しました。

 「NWCS-Enc」をたとえば工場設備に用いると、「NWCS-Dec」が設置されている管理事務所から、機械の異常を監視します。携帯電話やPHSへ異常を画像付きメールで通知し、遠隔から緊急停止することもできます。

 フルブラウザ対応の携帯端末であれば、コマ送りの映像も見ることが出来ます。

 「NWCS-Dec」は、「NWCS-Enc」または「NWC3シリーズ」からネットワーク(ブロードバンド)経由で送られてきた圧縮画像を直接ビデオ信号に変換し、一般のテレビモニタなどへ直接出力できます。

 また「NWCS-Dec」は、「NWCS-Enc」や「NWC3」のカメラサーバを巡回モニタリングができ、「NWCS-Enc」と「NWCS-Dec」間では、更にIO信号のやりとりができます。

2006/03/13

腕時計で携帯着信確認 19年にも商品化   セイコーインスツル


 セイコーインスツル(千葉市)が、ブルートゥースを利用して携帯電話の着信を腕時計のアラーム音などで確認できる仕組みを開発しました。2007年の商品化を目指しています。

 携帯電話にかかった電話やメールの着信を受信し、腕時計本体が振動したり、音を出す仕組みです。

 これによって携帯電話の音声着信やメール着信を腕時計の振動や音で知らせることができます。また音声着信時には発信者名も表示されるほか、メールの差出人名や件名も表示が可能。

 バッグの中やポケットの中の携帯電話への音声着信を、腕時計の操作で保留応答や着信拒否をすることができます。

 置き忘れを防ぐために、携帯電話と腕時計がある程度の距離で離れ、双方のリンクが途絶えた場合、腕時計がアラートします。

 腕時計の時刻を携帯電話の時刻に同期させることも可能です。

2006/03/10

ユビキタスTVとなるワンセグ


◆今年の携帯電話の需要を大きく左右するものと言えば「1seg(ワンセグ)」と「ナンバーポータビリティ」でしょう。
 とりわけ4月1日からサービスが開始される「ワンセグ」は、各事業者から対応携帯電話が発売されるなど、市場での関心は高まりつつあるようです。

 放送される内容は、基本的に家庭用テレビ向けに放送されるものと同じ内容だと言われています。そんな中で、わざわざ携帯電話で観るべきものはあるのでしょうか。

◆でも、人それぞれ、好みが違うように観たい番組も違うわけでありましょう。しかもバッテリーの性能上、携帯電話では長時間は観られないこともありますが、それでもちょっと覗いてみたいといったこともあるでしょう。

 アナログTVチューナー搭載の携帯電話はさほど話題にはなりませんでしたが、ワンセグは別かもしれませんね。アナログとは雲泥の差である高画質で観ることができるからです。しかも安定して電波をキャッチできるからいい。

◆しかし場所によっては受信できない所もある。きょうオープンしたヤマダ電機LABI1なんばでは、1階の携帯電話売り場では、受信がかなり難しかったのです。これじゃ、肝心の映像をアピールできずに、応援販売しているヘルパーさんたちを困らせていました。

 と言うもののワンセグはユビキタステレビとなることは間違いない。でも家庭用テレビで視聴料を取りづらくなっているNHKは、このワンセグから何とかして視聴料を取りたいところでしょう。店頭での携帯端末購入時に視聴料の契約を合わせて結ぶ、といった仕組みを作りたいのでしょう。

 幸いにも、4月の時点ではそうした動きはありませんが、いつの日にか言い出しかねませんね。古いビジネスモデルに固執している放送局ですから。

2006/03/09

中国全土で使用済み携帯電話を回収 三星電子

◆三星電子が、使用済み携帯電話の回収サービスを中国全土で始めます。同様のサービスはノキアとモトローラがすでに実施しているそうです。

 北京市、上海市、広州市など全国60都市76カ所のメンテナンスセンターに回収ボックスを設置しています。回収処理業務は外部業者に委託しており、金や銅など再利用可能な部品はリサイクルします。

 三星電子以外の携帯電話と関連部品も回収の対象としています。