つるりとしたタマゴ型携帯
これは石鹸か、それともカイロなのか?なんて言うと、このつるりとしたタマゴ型携帯電話「PENCK(ペンク)」のデザインを担当したグラフィックデザイナーのサイトウマコト氏に怒られそうだ。
PENCKは、auデザインプロジェクトの第4作目の端末。今年2月下旬に発売された。国内外のデザイナーとコラボレーションして斬新なデザインを取り入れた携帯電話を開発するのが、このプロジェクト。今までに「INFOBAR」や「Talby」「W11K」といった携帯電話が発売されている。
タマゴ型携帯はすでに発売されているが、今回の端末は、外見は単なるタマゴではないのだが、どうしても携帯電話には見えない。と言っても石鹸でもカイロでもないことはお断りしておく。そこがデザイナーの狙いどころではないか、とも考えさせられる。
皆と同じものは持ちたくない。まして誰もが持っている携帯だったら、できるだけ他人と違ったものにしたいものだ。そんな人たちならば、迷わずにこれに飛びつくだろう。おしゃれ度も「Talby」に負けず劣らない。
アンテナは本体に内蔵されているし、カメラやボタンも出っ張らないようデザインされている。しかも手触り感はなめらかだし、先端部が細くなっているので、ポケットにはするりと滑り込んでいく。ただす逆に、するりと落ちないように注意する必要もあるが。
これをもう少し小さくすると、ストラップで首からぶら下げてペンダントのように使えるのだが、これは仕方ないだろう。しかし鞄やポケットに仕舞い込んでいては、もったいないような気がする。見せびらかせたい携帯なのだ。
[データ]
ボディカラーは、全面をメッキ表現した「メタル」、黒のように見えるこげ茶色の「ビター」、それに「ホワイト」の3色。下り最大2.4Mbpsの高速なデータ通信が可能な携帯電話サービスWIN端末。同プロジェクトから生まれた端末はメーカー名は明らかにしていないが、日立製作所製だ。
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