写ページで豆本を作ろう
カメラ付き携帯電話で撮影した写真を使って自分だけのオリジナル豆本が作れるサービスがある。インターネットシステム開発のギガスジャパン(大阪市)が、3年前に始めた「写ページ」というサービスの有料オプションとして、昨年10月、印刷会社とタイアップして始めたものだそうだ。
写ページではカメラ付き携帯電話を使って簡単に携帯用ホームページを開設できる。その中のアルバムページは、カメラ携帯で撮影した写真をギガスのサーバーに送信するだけで即座にホームページに登録でき、誰でも閲覧できるという仕組みだ。
豆本は、そのアルバムから選んだ写真を写ページサイトにある「ポケアル」ページから申し込むと、待つこと約2週間で、縦7cm×横7cmのかわいらしい手のひらサイズの本が出来上がってくる。
写ページのアルバムには無制限に写真を掲載できるが、ポケアルに掲載できるのは20点から50点まで。ページ数にすると40?104ページ。写真と250字までのメッセージで一対になっている。表紙は24パターンから好きなものを選んでタイトルも入れられるという。
ペットアルバムや子供の成長記録、自分の写真を集めたセルフポートレイト集、旅行の記念にという旅日記など、思いのままに自分で編集できるのがよい。撮りためた携帯写真の整理やプレゼントのために、といって製本を依頼してくる人が多い。
携帯電話の中に収められたデジタルデータとしての写真も、やはりプリントアウトして保存しておきたいといったニーズが強いようだ。現在、写ページの登録会員は全国に約3万人。ただ中年層には自分で撮った写真を他人に公開するなんて考えられないようだが、10代、20代の若者にはまったく抵抗がないという。
[データ]
「ポケアル」の価格(税込)は1冊あたり、40ページ(写真19点)で2,100円、80ページ(写真39点)2,625円、104ページ(写真51点)では3,150円だ。ただし送料・梱包料は別途。
「写ページ」
http://www.sha-page.com/pc/index_pc.html